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アトピー性皮膚炎【秋の対策】

秋に気をつけるポイントは、まずは気候の変化です。この時節は気温差が大きくなり、大気も徐々に乾燥します。
寒暖に伴い痒みが出ることがありますが、抗アレルギー剤が有用な場合があります。乾燥に対しては保湿を主体としたスキンケアを、そして夏季にローション基材になっていた場合には軟膏基材への変更も検討しましょう。
また秋にはブタクサ、セイタカアワダチソウ(アキノキリンソウ)、ヨモギなどキク科雑草やススキ、シバなどのイネ科雑草の花粉が飛散します。
それらにアレルギーのある方には、特に顔面にかゆみ(花粉皮膚炎)が出現することがあります。洗顔、保湿、そしてタクロリムス軟膏外用が有効です。

2019-9-17 | Posted in infoComments Closed 

 

アトピー性皮膚炎【夏の対策】

夏は汗と紫外線に注意しましょう。
発汗は大切な生理機能です。体温調節はもとより、汗に含まれる保湿成分や抗菌成分などが皮膚の健康維持に役立ちます。アトピー性皮膚炎では汗の体表への排出が滞り、うつ熱やかゆみが出現することがあります。半身浴や適度な運動負荷により発汗できるよう慣らすことが重要ですが、その過程でかゆみを強く感じる場合には保冷剤等でクーリング、タオルなどで優しく拭う、水洗、帰宅後早めの入浴、シャワーなどが有用です。
また紫外線により過敏反応(かゆみや赤み)が出る場合には、陽射しをなるべく避け、肌に合う遮光クリームをつける、などの対策をしましょう。
外用剤ですが軟膏剤はべたつき感が生じ、毛疱炎やニキビがおきることがあります。皮膚の状態に応じてクリーム剤やローション剤が有効な場合があります。

2019-7-26 | Posted in infoComments Closed