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アトピー性皮膚炎 【秋の対策】

秋に気をつけるポイントは、まず気候の変化です。晩秋にかけては日内あるいは週内での気温差が大きくなり、大気も徐々に乾燥しますが、寒暖による痒みには抗アレルギー剤が有効な場合があります。乾燥に対しては保湿を主体としたスキンケアを、ステロイド等の外用薬はローション基材では乾燥が改善しにくい場合があるため軟膏基材が有用です。

室内のダニ抗原量は8月から10月にかけてピークとなりますので、掃除や布団干しをこまめに行いましょう。一方で秋にはセイタカアワダチソウ(アキノキリンソウ)、ブタクサ、ヨモギなどのキク科雑草やススキ、シバなどのイネ科雑草、場合によってはスギの花粉が飛散しますが、鼻炎、結膜炎症状に加えて顔面にも痒みが出現することがありますので留意ください

 

 

 

 

2024-9-24 | Posted in infoComments Closed 

 

帯状疱疹ワクチン 開始します。

帯状疱疹ワクチン(適応は50歳以上)

2種類あります (いずれも予約制)

1) シングリックス(遺伝子組み換えワクチン 水痘帯状疱疹ウィルス糖タンパクE抗原 GSK社)
予防効果は約90%、持続期間は約10年
2回接種(2か月間隔)(上腕三角筋に筋注)  1回2万1千円
コロナワクチン接種とは14日間空ける

2) 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 (武田、田辺三菱)
予防効果は約50%、持続期間は約5年
1回接種 (皮下注)  1回8千円
生ワクチン注射(MR混合など)とは27日間空ける
※なお妊娠中や免疫抑制患者、輸血後3か月以内等は接種できません

副反応
接種部位の疼痛、腫脹 (シングリックスの方が強い)
発熱、倦怠感、頭痛など(数パーセントから20%程度)
重篤な副反応の報告はほぼありません

2024-6-01 | Posted in infoComments Closed